「ハラール」を含めて、聖典の教えに基づくイスラームの戒律を守ることは信徒の義務であり、宗教行為です。何かをハラールかどうか判断するのは、戒律を受け入れている信徒でなければ、できません。

日本の事業者の皆さまに対して、当評議会を立ち上げた「京都ムスリム協会」が宗教法人として「ハラール認証」をおこなうのは、イスラーム圏からのお客さまが戒律を守ることを助けるためであり、その意味では宗教活動の延長なのです。

そのため、本評議会では、ハラール認証そのものや、そのための助言などは、無料・無償でおこなっております。

宗教活動とはいえ、誰にでも無料の奉仕をおこなうことはできませんので、ハラール認証をご希望される事業者の皆さまには、当評議会を構成する特定非営利活動法人「京都イスラーム文化協会」の賛助会員となっていただいております。

この協会は、日本とイスラーム圏の友好・親善を推進することを目的としております。ハラール食事をムスリム観光客に提供するご予定のレストランや料亭などの事業者の皆さまには、是非、この友好・親善の輪に加わっていただきたいと存じます。

本評議会では、賛助会員となっていただいた事業者の皆さまに、上のような助言、支援をさせていただいております。

まだ会員となっていない方は、１回目のご相談はご自由にお申し込みください。ご質問等には、十分な時間をとって対応させていただいております。

２回目以降の相談等は、賛助会員の特典となっておりますので、その点はあしからずご了解ください。

いよいよ、日本政府も本腰を入れて、イスラーム諸国からの観光客を受け入れようと各種の政策を打ち出しました。日本へは、どこの国からのお客さまも大歓迎すべきです。ただ、そのために、イスラーム諸国の場合は戒律に関わる特別な対応が必要です。

本評議会は、その対応について少しでもお役に立てればと願っております。