よくある質問
ハラール認証は、ムスリムしか、できないのでしょうか。
はい、できません。何かが「ハラール(許容されている)」かどうかは、戒律によるものです。信徒でなければ、戒律を認めていないことになりますので、戒律に基づく他の行為も意味がありません。
実際に、イスラーム圏からいらっしゃるお客さまは、ムスリムが認定しているハラールでなければ、お認めになりません。
どんな宗教でも、他の宗教の方がその宗教の戒律について、勝手に何かをすることはできません。ハラール認証についても、それと同じことが言えます。
いろいろな認証団体があるようですが、どこがよいのでしょうか。
ご自分でご判断ください。
本評議会は、他の方々についての論評はいたしません。本評議会の業務にご関心がある場合は、どうぞ、お尋ね下さい。
貴評議会は「京都」と名がついていますが、認証は京都限定でしょうか。
イスラームの宗教活動は、モスクを中心とするものです。本評議会は京都モスクと京都のコミュニティーを基盤としております。その意味で、活動は京都が中心となります。
ただし、京都の近隣府県であれば対応可能な場合がありますので、ご相談ください。
豚肉は絶対にいけないということですが、0.01グラムでも入っていたらダメなのでしょうか。
はい。入っているとわかれば、食べることができません。戒律ですので、分量の問題ではありません。
豚肉だけではなく、豚由来のラード、ハム、ベーコンなども、みな食べることができません。
なぜ、豚肉はいけないのでしょうか。
最大の理由は、聖典クルアーンで禁じられているということです。
イスラームでは、食物は原則として何でも食べることができますが、ごくわずかに例外があります。豚肉や血、アルコール飲料などがそれにあたります。
イスラーム圏では一般に、豚肉やアルコール飲料は身体と心に害があるとみなされています。
いずれにしても、宗教の戒律ですので、食べていい場合もいけない場合も、戒律にしたがって安らぎを得ることが大事とされています。
ハラールの基準は、国によって違うのでしょうか。
違いません。イスラーム法には、5つの法学派があります。学派が同じであれば、国が違っても基準は同じです。
ただし、ハラール認証のやり方は各国政府が決めていますので、手続きや書類の出し方、認証した場合の有効期間の長さなど、国によって異なることもあります。
本評議会では、それぞれの法学派の見解を尊重し、どの法学派でもハラールへの対応ができるように基準を定めております。一言でいえば、グローバルなイスラーム法の基準に従っています。
製品の輸出に興味があります。ハラール認証をお願いできますか?
本評議会は、京都を中心に日本国内で活動しており、国内向けのハラール認証が専門です。
輸出の場合は、イスラーム法の基準のほかに、各国で定める輸入品の規制がありますので、輸出向けの認証を扱っている団体にお申し込みください。
貴評議会のハラール認証が正しいと、どうしてわかるのでしょうか。
「餅は餅屋に」、イスラームのことはイスラームの宗教法人にお尋ね下さい。
本評議会のハラール認証は、長年にわたって京都でイスラーム宗教活動をつかさどってきた「宗教法人京都ムスリム協会」が責任を持っております。ご心配には及びませんので、どうぞ、ご安心下さい。